◆漆器修理品:焼杉のお弁当箱
【修理前のお気持ち】
色の変色や黒ずみ、塗装落ち、などが気になっていました。
【修理依頼のきっかけや決め手】
漆器ではなかったのですが、漆を塗る事で、強度が上がると聞いたのでお願いしました。
【お手元に届いた時の感想】
すごく良い仕上がりで満足です。
2020年1月 東京都M.O様よりご依頼いただきました。
漆器事例で紹介させていただいてます
お値段やお直し期間など参考になさってください。
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「漆を塗る事で強度が上がる」ということについて
白木地の状態のものに、最初に「木固め」といって生漆を浸み込ませるのですが、木固めを施すことで木地を硬く丈夫にします。
いわゆる、木地に漆の免疫をつけるようなものと、私は考えています。
拭き漆は、木固めを施した後、漆を塗って、拭いて、乾かして、という作業を繰り返ことで薄い漆の層ができ、木の風合いを活かした漆の美しい艶が出た仕上がりになります。
この漆の層は薄いため、手洗いを繰り返す中で、スポンジで強くこすったりすると、剥がれが早まる恐れがあります。
※塗り物はいつかは剥がれると思っていただきたいのですが、使い方次第で寿命が伸びます。
普段のお手入れについては、下記のブログをご参考になさってください。
⇒⇒⇒わっぱ弁当箱のお手入れ