漆器修理のご相談を頂く皆様、いつもありがとうございます。
今回は、修理のご相談をいただく際に、
・修理の可否のおおよその判断をする
・修理出来るのであれば概算費用を出す
一番気にかかるであろう、この2点をスムーズに進めるためのご留意点をいくつかまとめてみました。
①品物の写真とサイズをお知らせください
お椀とかお盆とか、漆器には種類があるわけですが、言葉だけでは塗りの仕上がりのイメージが上手く出来ません。
お電話でのやり取りだけの場合、お客様が説明してくださる品物を私たちは想像して思い浮かべるのですが、実物と頭の中で思い浮かべたイメージのものでは、必ずしも一致しない場合も多々ございます。
その点、写真をLINEまたはメールで送っていただければ、言葉よりも分かりやすく、判断がしやすいです。
また、品物のサイズも概算でいいですのでお知らせいただければ、概算費用も出しやすいです。
LINEやメールでのやり取りが難しい場合は、お電話でも承りますが、費用が出せない確率が高くなりますことをご了承ください。
②具体的な傷み具合の説明があると助かります
写真で拝見して傷み具合が一目瞭然の場合もありますが、判断がしにくいなと思う事も時々あります。
剥がれやヒビ、変形(変形はほぼ直せません)など、何が気になっているのかを伺うことができればと思います。
③出来れば材質と塗装仕上げが知りたいです
材質は木なのか樹脂なのか、はたまた紙やガラスなど他の素材(極稀ですが)なのか、など。
木目が見えるのであれば木と判断しやすいですが、そうでない場合は、木なのか樹脂なのか判断が難しいので、材質は分からないとおっしゃっていただければ大丈夫です。
塗装仕上げというのは、おおまかに漆塗りなのか、化学塗装なのか、ということです。
ただ、これに関しては材質よりも難しいと思いますので、分かる場合だけで構いません。
④ご相談前に、ご自分で手を加えた場合
今までにも欠片をご自分で接着したとか、ご自分で塗ったということがありました。
修理でお預かりするのであれば、手を加えていない状態のほうが有難いのですが、ご自分で途中までされたという場合は、
・材料は何を使ったのか
をなるべく詳細に教えてください。
仮に接着したということであれば、その接着剤がはみ出ていないか、綺麗に接着出来ているか、など状態の良し悪しで作業の手間も変わってきます。
漆の密着具合など、影響が出る場合もありますので、却って手間もかかり、費用も掛かる場合もございます。