2月も半ばとなりましたが、仕事より雪かきをしていた時間の方が長かった2月の前半でした。
福井県嶺北地方は37年ぶりの大雪となり、私たちが住む鯖江市も大きな雪害に見舞われました。
1月26日のブログで、今年は例年より雪が多いということを書いていました。
その時の写真がこちら↓
思えば、この時はまだまだ大したことなかったなーと。
本格的に降った2月6日以降には・・・↓
一晩で50cm以上は積もったんじゃないでしょうか。
一応、敷地内には融雪装置が備えられているのですが、ほぼ追い付いていないような状況。
雪の谷間のような”くぼみ”が見られる部分は、融雪が多少効いていますが。。。
実は、2月5日の夜から断続的に降り続いた雪のせいで、
2月6日は、朝から自宅の雪かきに追われ、会社に向かうことが出来ませんでした。
無理すれば行けたのかもしれませんが、道路の除雪状況も不安でしたし、
会社までたどり着いたとしても、車一台を停めるスペースを確保することも難しい状況でした。
それでも、翌7日にはなんとか出社し、会社の除雪を開始しました。
今までは融雪装置に頼ってきましたし、多少降ってもなんとかなっていました。
今回のような一晩で50cm前後の雪が降ることは想定外のことです。
融雪装置で追いつかない場合は、近所の建設業の方にお願いして、重機で除雪していただくことはありました。
が、今回は、道路の除雪でそれどころではないということで、
こうなったら人力でなんとかするしかない!と覚悟を決めて、
ママさんダンプ(スノーダンプ)で地道に除雪を開始しました。
会社の裏側には大きな川が流れているおかげで、雪を捨てる場所の苦労はありません。
これは、不幸中の幸いというか、とても恵まれているなと感謝しています。
実際これだけたくさんの雪が積もると、多くの皆さんが雪を捨てる場所に本当に困っています。
雪を積み上げるのも一苦労です。
↑裏側の道路を除雪した様子です。
ただ、こうして綺麗に除雪をしても、また雪が降って、同じように積もって、除雪するということを
何度か繰り返しました。
頼りのママさんダンプも、5台あるうちの1台は全く使えないほど穴が開いてしまい、
3台は壊れかけの状態で騙し騙し使っていて、
今年1月に新調した1台のみ普通に使えているような状態です。
ママさんダンプやスコップなど除雪用品は、ホームセンターでも瞬く間に品切れになりました。
こうして雪かきの毎日が続き、3連休を返上し順調に除雪作業を行い、
なんとか仕事ができるような状態にまで戻ったかなと思っていたのですが、
3連休の最終日の12日から、またまた大雪となった福井県(特に嶺北地方の南部で鯖江市も直撃でした!)
そして、連休明けの13日、朝起きたら1週間前と同じ状態?!
午前中は自宅の除雪に追われ、午後から出社したところ、
またまた、すごいことになっていました。
一晩で50cm以上の積雪。
この時は、頑張って除雪した一週間はなんだったのかという、
ある意味絶望的な気分でした。
それでも、やるしかない。
また地道に除雪の日々。
雪は必ず溶けるんだからと、みんなで励ましあって(笑)
人間って、こういう時の団結力というのは凄いなぁと思いました。
そして、本日2月17日現在↓
車が入れるようにはなりました。
向かって右の雪山は屋根から自然に落ちてきたものです。
これはもう自然に溶けるまで放っておきます。
もう少し広げて、運送便は商品を積んだトラックが転回できるようになれば充分!
日毎に雪がなくなるにつれ、気持ちも軽くなっていきました。
大雪を経験して考えさせられたこと
人は自然の力には到底勝てません。
それでも、何かしら出来ることはあります。
地道でも自分が出来ることをコツコツ進めていくことで、道は開けていくものだということを改めて感じました。
何より、動ける身体で本当に良かったと思っています。
毎日の雪かきのおかげで、日ごろの運動不足が多少解消されているはずですし、
肩こりの症状もここ何日か全くありません。
運動した分、よく寝て、よく食べて、いつもより健康的な生活を実感しています。
良いこともあるんです!
この大雪で、道路除雪に携わってくださっている皆さんは、
不眠不休に近い状態で働いてくださっているそうです。
助けていただいた自衛隊の皆さんにも感謝、感謝。
雪の影響で、
幹線道路で最大1,500台の立ち往生という最悪の事態になり、
ほとんどすべての道路の道幅が十分に確保できない状況が続き、
スタックする車が続出で、道路渋滞に拍車がかかり、
JRやバスの運休も相次ぎ、
ガソリン、灯油の供給が厳しくなり、
スーパーやコンビニの棚からパンやおにぎりなどの食料品がなくなり、
福井の私立高校受験日が1週間以上伸びたり、
多くの企業で仕事が何日も休業状態になったり、
雪の重みでカーポート、家の屋根、ハウスの被害が深刻だったり、
いろんなことがありました。
助け合いの精神が旺盛な日本人ならではの出来事もたくさんあったはず。
雪が落ち着くにつれ、困難だった状況も改善に向かいます。
災害大国日本だからこそ、
どこでどんな災害に遭っても、明日は我が身と思うことって大事だなと思いました。
「備えよ、常に」の精神で、日ごろから意識する必要があります。
それにしても、
こんなに春が待ち遠しいと思った年はないと思います。