東京都 H様からご依頼いただきました。
ご結婚された時に、お義母さまから頂いたもので、気に入ってずっと使っていた盛皿で、気づいたら角がめくれてしまっていたそうです。
目立った傷などはありませんが、縁周り部分の塗りが剥がれています。
※合板とは、薄い板を重ねてプレスして、接着剤で固めて作られた板のことです。
写真をよく見ると、接着が剥がれて隙間が出来ています。
この隙間から水分が入ることで、どんどん傷みが進みますので、この状態で使い続けることは避けたほうがいいですね。
まずは、接着をして、元通りの形に整えます。
↑接着剤を隙間に流して、しっかりくっつくように道具を使ってしばらく固定します。
このあとに、縁周りの漆塗り直しをして完成。
元々、ウルミ色でしたが、朱の漆で塗り直しました。
縁の色が変わるだけで、雰囲気も多少変わります。
ウルミ色も素敵でしたが、朱色も華やかですね。
今回の修理費用
約5,000円
(注) おおよその修理費用としてご紹介しておりますが、修理の方法の他、年々材料費の高騰により変化してます。
ご依頼いただく際はその都度お見積りさせていただきます。ご了承ください。
今回の修理期間
約1か月半