先日とうとう梅雨明けした福井ですが、今日も30度超え、明日も35度近くになるという予報です。
この暑さ、漆にはよくないんです。漆の職人さんにとっては温度・湿度管理が大変な季節です。かといって、寒い時は乾かなくて困るそうですが・・・
梅雨前の初夏あたりが一番良い時期。人間も一緒ですね(笑)
漆も生きているんだなって思います。
一気に仕上がってきました
そんな中、今年の1月から4月くらいまでのご依頼いただいていた塗り直しのお椀や重箱など、今月は結構仕上がってきています。
もう、半年も待っていただいているお客様もいらっしゃって、本当に申し訳ないかぎりです。
そこから、蒔絵や沈金など加飾にまわる漆器モノもあり、3ヶ月から半年ほどかかるといっていたものが、半年以上かかってしまっている現実。本当にすみません!
時間がかかっていることもあるせいで、仕上がってきたものを見るたび、どこが悪かったんだっけ?みたいな感じなんです。
そして、修理前の写真を確認して、
「これは割れていたんだ!」とかようやく思い出す始末です。
どれがどのお客様のものなのか、管理はしっかりしているつもりですが、念には念を入れて確認しています。
なんせ、たったひとつのものですもんね。
仕上がってきた順番に、お知らせメールを入れたり、お電話したりしています。
楽しみに待ってくださっている皆さんに無事届きますように。