木製漆器で、接着部分が剥がれてしまった、などの修理も承ります。
木工用ボンドなどで自分で接着するから修理に出すほどではない、という場合も時々あるかとは思いますが、もし、接着部分が剥がれたことによって、剥がれた周りの部分の塗りが剥げて木肌が見えてしまった場合は、一度ご相談くださいね。
このように接着部分がとれてしまった例を写真で紹介します。
これを接着して、側面無地の部分を全部ぬりかえました。
仕上がった写真が
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次は重箱の1辺がとれてしまった例です。
まだ新しい重箱ですが、1辺が落とした拍子にとれてしまったということで、接着して、接着した部分を継ぎ足しして塗りました。
仕上がった写真が
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継ぎ足して塗った割には、職人さんが本当に見事に仕上げてくれました。
接着して、漆で周りを塗ることによって、ほぼ元通りになった一例です。
溜の色というのは、なかなか合わせにくいものですが、まだ新しい重箱ということもあって、あまり違和感なく、美しく仕上がりました。
コメントをお書きください
Kawahara (火曜日, 26 11月 2013 16:25)
初めまして。私は京都迎賓館にて接遇を担当させていただいている者です。貴女への信頼によって貴社の信用が培われ、職人の方々の技術がそれに応えていくことで双方の満足に結びつく・・。漆器については無知ですが、こちらの修理例並びに画像等々拝見し、漆器を扱う仕事に対する誇りと愛着、職人仕事への尊敬が感じられ思わずコメントしてしまいました。商いにつながらないメールでごめんなさい。素敵な文章でした。
大石恵子 (火曜日, 26 11月 2013 17:19)
Kawahara様
コメントありがとうございました。
すごく嬉しいお言葉をいただいて、励みになります。
私は、漆器屋に生まれ育って漆器屋の商売をしているにもかかわらず、まだまだわからないことばかりで、数々の失敗もあって、それこそ職人さんに助けてもらって今があるようなものなのです。
こんな私でも何かのお役に立てるようなことがあればと思い、このホームページを立ち上げました。今後も頑張っていこうと思います。
どうもありがとうございました。