漆器の修理品を送ってくださる際、便箋で書かれたお手紙をいただきます。
修理の内容についてはもちろんですが、個人の方から送られてくるものには、ご家族との思い出やご自身の想いなどが書かれていることもあり、いつも心が温かくなることもしばしば。
修理してまた使おう、と思っていらっしゃる品物だけあって、単にモノというよりも、大切な想いが込められたモノなんだと改めて感じています。
大事に使いたいという想いが込められたお椀が、今日もまた届きました。
そういったお客様の想いもすべてひっくるめて、職人さんに修理にかかってもらうようにするのが、せめてもの私ができることなので、「想い」のかけ橋になれるよう心がけています。