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溜(ため)漆塗りのお椀の修理をしています。その2

昨日の記事に書いたお椀を研いで縦にヒビが入ったところを、ノミですこし彫っています。ヒビの入ったところをなぜノミで彫るかというと、この後の錆付け作業がしやすいからです。錆をして埋めて、平らにしていきます。

漆が浮いて剥げていた部分も、ノミでおこして錆をしやすいようにしました。

 

上塗りにかかる前の工程を丁寧にすることで、スムーズに塗ることができます。