蒔絵の色の違いを口で上手く説明できないと常々思っているのですが、 以前蒔絵師さんにお願いして、金や銀などの色サンプルを作ってもらいました。 金といっても、黄色みがかった金や青味がかった金、粉の大きさによっても色味や輝きがずいぶん変わりますので、そのへんは省略ですが。
「漆のお椀のくすみが気になるな~、つやが消えちゃったかな?」 こんな風に思ったことはないですか? 塗の剥がれがなく、艶がないだけなら、もしかするとちょっとしたことで蘇るかもしれません。
漆塗りと化学塗料の違いは、よほど詳しい人以外それほどわからないかもしれません。 最近では漆塗りに近い仕上がりの塗料もあり、漆塗りかと思うくらいきれいに仕上げる職人さんもいらっしゃいます。 今までにも書いていることもあり重複するかもしれませんが、天然素材の漆塗りならではの特長をまとめてみました。
漆器の修理は奥が深いと常々思っているのですが、改めて勉強になった出来事がありました。 昨年暮れに塗り直し修理をさせていただいた仏膳や仏椀揃いがありまして、お盆まで使わないということで半年ほど預かって、お盆前にお送りしました。
こんにちは、大石です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 早いもので年が明けて半月が経ちました。 毎年のことですが、年明けは漆器修理のお問い合わせをたくさんいただいております。年々増えているようですので、漆器修理に関する困りごとをネットで調べていただいている方が多いんだなぁと実感しています。...
わっぱのお弁当箱やお椀など拭き漆修理仕上げのご依頼がここのところ続いています。 拭き漆をする場合、生漆(きうるし)というもので拭いて乾かして、拭いて乾かして、というのを何回か繰り返すのですが、色は透けた茶色(飴色)で仕上がります。写真のお椀のような風合いです。...
写真は漆のたたき塗りで仕上げています。凸凹のあるざらざらした仕上がりで、とても丈夫です。 傷つきやすいお盆の裏などには、たたき塗りで仕上げて傷が目立たない工夫をします。 この「たたき塗り」はどのようにしているんだろう? 職人さんに聞いたところ、 漆にあるものを混ぜて塗るそうです。それらは3種類あって、...
私が結婚する時、祖父が持たせてくれたのが、数珠と写真の重箱でした。 数珠は淡いピンク色の上品な色合いで信仰深かった祖父らしい贈り物だなぁと思っていましたが、ずっと重宝していて、今では有難味が増しています。 それから、この重箱をもたせてくれました。漆器屋に生まれ育ったという感じですよね(笑)...
いつのまにか会社玄関にきれいに咲き誇っていました。 ずいぶん暖かくなって、色とりどりの花があちこちで見られるようになってきました。桜もまだまだ頑張っています。今日あたりから散り始めているようですが、週末もお花見を楽しめそうです。 通勤途中で眺める桜並木が美しくて、日本に生まれて良かったなぁと毎年思ってしまいます!